岡野裕子フラメンコ教室



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岡野裕子 プロフィール
  • 日本女子体育短期大学 舞踊専攻卒業。
  • 在学中、佐藤桂子氏によりスペイン舞踊(民俗芸能)を知る。
  • 卒業後エアロビクスの指導を学び、下記の施設でインストラクターを勤める。
     ◎クラークハッチ体育センター・レディース(スウェーデンヘルスセンター)
     ◎東京アスレチックセンター
     ◎調布スポーツセンター
     ◎上尾スポーツセンター
  • 幼稚園・カルチャーセンターで幼児体育の指導助手を勤める。
  • 佐藤佑子氏のフラメンコと出会い、深い衝撃を受ける。
  • 1986年渡西 帰国後は、佐藤佑子氏に師事。
  • 佐藤佑子・エンリケ坂井、両氏のもと、プロ活動を通して、
    フラメンコの真髄に触れる場を数多く体験する。
  • 東京を中心に各地のタブラオ(フラメンコのショーを見せるお店)や
    ステージ等で意欲的に活動し、ギター・唄・踊りが個々を主張しつつも
    三位一体を目指すという、フラメンコ本来の形を追求。
  • 更に渡西を繰り返し、自己研鑚を続ける。
  • 1992年 日本フラメンコ協会 第2回新人公演にて奨励賞受賞。
  • 1993年 初ソロコンサート。
  • 1997年 初ソロリサイタル。
  • 現在は、独自の舞踊スタイルを確立し、都内を中心に各地のステージで活躍。
    また、岡野裕子フラメンコ教室を主宰し、後進の指導にも力を注いでいる。
    自身の教室以外では、上智大学フラメンコサークルにて7年間、
    かながわ社会保険センターでは19年間に及び指導を行った。

一問一答
【Q】
フラメンコを始めたきっかけを教えて下さい。

【A】
日本女子体育短期大学に在学中、舞踊を専攻していましたので、フラメンコは必修科目でした。バレエやモダンは、キャリア的に無理があったし・・・。何しろ、当時は開脚が90度位しか出来ないほど、身体が硬かったですから・・・。フラメンコならスカートで体型も隠れるので、いいかな?(笑)と・・。

【Q】
今の柔軟な身体からは、想像もつかない話しですね。大学の必修科目としての出会いから、現在のように、人生の必須条件へと移行する過程には、どのような事があったのでしょう。プロとしての道が拓かれた経緯を教えて下さい。

【A】
今日まで、続けて来られたのは、やはり「好きだったから」の一言に尽きます。
そして、私の師匠である、佐藤佑子先生との出会いが、何よりの大きな転機でした。
大学時代と卒業後の計5年間、スペイン舞踊を勉強しましたが、初めてカサ・アルティスタ(新大久保にあるタブラオ)で見た佑子先生の踊りは、今までのフラメンコについての概念を大きく打ち破るものでした。「フラメンコをもっと深く知りたい」との思いから渡西し、帰国後は佐藤佑子先生のもとで仕事を通して多くの事を学ばせて頂きました。スポーツセンターのインストラクターなど、他の仕事と並行していた時期がありますが、それらの経験も、今となっては役に立っています。
その後、タブラオで踊る仕事などに恵まれ、教授活動も求められて自然な形で始められたので、その点はラッキーだったと思います。

【Q】
では比較的、順調なフラメンコ人生だった訳でしょうか?

【A】
いえ全然!順調じゃありませんでした。 周りには、常に才能豊かな人達が溢れていましたが、私はまだ、自分のスタイルを掴めずに、試行錯誤の繰り返しで・・。人間関係や、足の故障等にも悩まされました。
そして、何よりもショックを受けたのは、5年振りに行ったヘレスで見た「子供たちのプロフェッショナルクラス」。テクニックは勿論、内面から湧き上がる自己表現力の豊かさと素晴らしさ!それは、自分の感性や才能に疑問を抱いていた私にとって「もう、辞めよう」と考えさせるに充分な「現実」でした。

【Q】
いつ頃のことですか?

【A】
ちょうど新人公演(フラメンコ協会主催/'92年)に出演した頃です。

【Q】
でも、その新人公演では、奨励賞を受賞されましたね。

【A】
ええ、大舞台を経験した事は、精神的にも技術的にも貴重な体験になりました。 それからはもう自分らしく、自然体でフラメンコと関わりつづけていこうとしています。

【Q】
今まで習ったスペイン人の踊り手で、特に影響を受けた人は居ますか?

【A】
自分がそのように踊る事を目指すかどうかは別として・・ですが、カルメン・アルベニス、ミラ・デ・バルガス、エバ・デ・ラ・ジェルバヴエナ、イニエスタ・コルテス・ロペスといった人達が大好きです。

【Q】
好きな曲はありますか?

【A】
どの曲もみな好きですし、今だに難しいと思っています。私は決して器用なタイプでは無いので、一曲の振り付けを大切に何度も踊り込む事で、自分なりのスタイルを追求して行きたいと思っています。

【Q】
教える仕事と踊る仕事とどちらの方が好きですか?

【A】
どちらも好きで、大切な仕事です。自分が不器用で苦労してきた分、出来ない人の気持ちが判るので、フォローがしやすいですし、教えることで自分が再確認している事も沢山あります。逆にこちらがエネルギーを頂くことも多いです。

【Q】
個人レッスンに力を注いで居られますね?

【A】
自分自身が習うときは、なるべく個人レッスンをとるようにしてきました。 丁寧に、確実に、習ったことを身に付けたいのです。教えるときもその想いは同じです。立場が変わるだけ。

【Q】
自分が生徒だった時の経験から、何か今の生徒さんに伝えられることはありますか?

【A】
タンゴの振りを習っていた時、先生から、「タンゴっぽくない」というアドバイスしかもらえずに悩んだ事があります。踊りの形云々ではなく、もっと抽象的に、「フラメンコになっていない」というだけのご指摘でした。
でもその時悩んで、自分の道の模索に苦しんだ結果、気付く事が出来たのです。その先生が教授下さっていた事は、“単に振り付けを教えるだけでなく、フラメンコに対する取り組み方を示して下さっていた”と。

「何もかも与えられるだけ」「与えられて当たり前」の取り組み方では、フラメンコの個性や自分なりのスタイルを見つけることは出来ません。我々日本人の感性に無いものだからこそ、「強く求める気持ち」が大切です。それには、地道な努力・根気を必要としますが、求めなければ、本当に得ることも出来ないのです。
日本でも、今はフラメンコの情報が溢れています。ビデオやCDなど資料も豊富ですから、積極的に自分で学ぶ姿勢が必要だと思います。
特に若い方は、まだ未知数の可能性を持っている訳ですから・・・。